【伊田真広のBlog】山の日

2016年から8月11日を「山の日」に定める改正祝日法が5月23日の参院本会議で,賛成多数で可決,成立しました。 富士山は世界遺産になり,登山ブームはこれからも続きそうな気配です。

「山の日」のニュースはいいニュースなのですが,山については,いい事ばかりではありません。神戸新聞のネットの記事によれば, 兵庫県の六甲山では,勝手にハイカーが登山道に掘削等の手を加える事例が増えているそうです。

関西に住む人にとって身近な六甲山は,瀬戸内海国立公園の一角にあり,自然公園法が適用されます。 そのため,場所によっては,動植物の採取,土地造成等が規制されています。

私も六甲山を何度か歩いたことがあるのですが,六甲山を歩いていると,木に矢印がペイントされていたり,登山道が掘削され階段状になっている 箇所を普通に発見してしまいます。しかし,こういった行為は自然公園法に違反する可能性がありますので, 山でこういったことをする人には,単なるマナー違反ではすまない,法律違反にもなり得ることをきちんと認識してもらわなければなりません。

「山の日」が定められたことで,マナーや法律の面からも「山」のことを考えるきっかけになればと思います。