【清金愼治のBlog】業績指標への素朴な疑問
先日、ある経営大学院の講義で、業績指標のつきあい方というテーマを聞いてきました。日頃から、いろいろな業績指標、
とりわけ、財務指標の有効性などが、銀行、会計士、コンサルタントさん達から聞かされるたびに、本当にどこまで有効
かつ実際に使われているのかな、と疑問に感じていました。その疑問について、今回の講義では少し理解ができました。
私の理解では、業績指標(財務指標)は、使い方を間違わなければ一定程度有効であろう、という感じです。
まず、財務指標としてのROI、EVA、EBITDAなどのそれだけで経営判断ができるというものではなく、ある特定
の目標の設定、検証を制限的に分析評価する限度では有効であろう、という気がします。財務指標損ものがもともと、利益率
や投資回収率など特定の意味合いがあることから当然の話かもしれません。
非財務指標(顧客満足度、品質など)についても同様かと思います。
問題は、これらの業績指標と経営戦略の関係、戦略をコントロール(マネジメント)する過程でこれらの業績指標がうまく活用
されているのか、つまり、戦略の妥当性を分析、検証するうえで、これの業績指標を活用できているかどうかですね。
経営戦略と管理会計の関係が重要という気がします。
私も理解ができておらず、ブログを書きながらこれからも考えていきます。