【清金愼治のBlog】ブランドって何?

「ブランド」という言葉はよく耳にしますが、一体その正体とは何でしょうか。分かったようでよく分かりません。とりわけ、最近ではマーケティング担当の方々の間では頻繁に出てくる言葉で、ブランド戦略、ブランディング等よく聞きます。

全くの素人である私には、ブランド=高級品という定義付けしかなかったです。恥ずかしい限りです。

だから、昨年から、関西大学商学部教授の陶山計介先生が主宰されている一般社団法人 ブランド戦略研究所に参加させていただき学ばさせて頂いております。

従来のマーケティングの手法は、いわゆるマーケティングミックスの4Pが中心であり、あくまで「製品」が主体であったところ、時代の変化(インターネット社会、技術成熟社会等)により、「製品の価値」だけで売れる時代ではなくなり、さらなる差別化を図るべく、ブランドなるものに注目が集まったようです。

では、「ブランド」とは何でしょうか。

私もまだ勉強中ですが、今現在の理解では、製造者側から一方的に押し付ける製品(サービス)が持つ機能、価値というような単純・単一なものではなく、顧客との価値の共創、コミュニケーションされた無形かつ多層性な価値をイメージしています。

製品に着目するとどうしても価値は有形なものとなってしまいますが、製品が持つ機能からイメージを顧客が自由に展開していく様々な価値の繋がりをブランドと捉える事ができるように思います。

ブランドの主体は、製品でもなければ、メーカーでもなく、顧客とメーカーがコミュニケーションを繰り返しながら、顧客が抱く様々な価値をメーカーと一緒に作り上げていってできたものが「ブランド」というものかなと考えています。

まだまだ分かったようで、やはり分かっていないですね。

でも、製品(サービス)を開発し、売るためのマーケティングには、「ブランド戦略」が重要であることだけは確かです。

もっとよく勉強しますので、続きをご期待ください。

以上