【清金 愼治のBlog】経営戦略は有効か?
昨日、某国立大学の経営大学院のセミナーを受講してきました。この大学院のセミナーは定期的に開催されていて、将来MBAコースを受講したい方へのプレ講義となっていて、毎回とても興味深いテーマで行われています。
私は弁護士で経営学を学んだことはないですが、中小企業のサポートをメイン業務にしていて、経営者の方から直接相談を受けるケースが殆どなので、「経営」ととても身近なところで仕事していますので、「経営」というものにとても関心があり、10年ほど前から自学自習で「経営」を勉強しています。
昨日のテーマは、経営戦略の基本的な考え方、有効性についての講義で、とても参考になりました。
経営戦略論については様々な考え方というか、私の浅い理解では、学者、実務家、コンサルタントによって少しずつ違うようで、でもどれも同じようなことを言ってるな、そして、どれも正解はないなと言う感じです。
では、経営戦略に有効性はなく、無駄かと言うと「ノ―」と思います。
経営戦略は絶対に必要と思います。
殆どの市場が飽和状態となり、商品も技術も供給過剰の現状では、「作れば売れる」時代は既に終わり、売れるものが何か分からない混沌としたビジネス社会で、いかに事業を展開(商品開発)するかを求められています。そこに戦略はやはり不可欠と思います。
クリステンセン教授の破壊的イノベーションの考えで行くのか、やはり、ポーター教授の競争優位の戦略でいくのか、それともブルーオーシャン戦略で行くのか、いろいろあろうかと思いますが、とりあえず、「頭を使って考える」、自分なりの戦略を立てなければならないと思います。
「考える」には、やはり、いろいろな戦略論を一度学習する必要はあるように思います。
私も学習して、「経営と法務の融合」を突き詰めていきたいと思っています。
このテーマの次回は、「経営と法務の融合って何?」です。